日頃のご支援ご協力に心より感謝を申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向けて、ただいま大阪府に緊急事態宣言が発令されています。
こうした中、こうせいみなとでも５月１０日に初めて感染者が発生しました。
当施設における感染者は、本日時点で利用者のべ２２名です。
このうち、現在施設内で２名の方が隔離療養されています。１６名は府下各病院に入院中、回復者は４名です。

当所の感染制御については、大阪市保健所の他、厚生労働省ＤＭＡＴ地域支援班と緊密に連携し、そのサポートの元で進めています。
館内で療養されている２名は、感染制御のため一般の居住エリアとは別に設けたエリアに移っていただき、厚生労働省の基準（陽性後１０日かつ発熱や呼吸器系の症状が無くなってから７２時間以上経過）を満たすまで隔離して対応します。
この間、隔離中の方が他の入所者と接触されることはありません。
隔離中の方の日常生活支援は、このエリア内で専従の職員が行っています。
職員は全員感染症対応の研修を受け、このことについて知識と技術を有しています。職員がこのエリアに入るときは、その都度防護衣（ガウン、マスク、サージカルグローブ、ヘアキャップ、フェイスガードもしくはゴーグル等）を着用し、出入りの前後で手洗い、アルコール消毒を徹底しています。
防護衣は新しいものを１回ごとに交換し、感染源となるウイルスを持ち込んだりエリア外に持ち出さないよう徹底しています。
防護衣をはじめ、このエリアで発生したゴミ等一切のものは、アルコール消毒をした上で完全に密封して７２時間以上保管し、順次、施設と契約した回収業者に直接処理を依頼しています。
なお、現時点まで職員の感染はありません。

こうせいみなとで直近の感染者は５月２８日に陽性が確認された方です。この方は、すでに府下病院に入院されています。
その前に陽性が確認された方は５月１７日です。すでに１０日以上経過していますが、発熱が続いているため隔離して療養を継続しています。
現在施設で隔離されている方は、この方と基礎疾患をお持ちの方１名のあわせて２名です。

施設としての隔離対応解除日は、厚生労働省の退院解除・隔離解除基準に基づき、館内に５月２８日に陽性が確認された方の濃厚接触者となった方がいる可能性を踏まえて、今のところ６月１２日（１４日間＋１日）を予定しています。
この予定は、新たな感染者の発生など状況の変化により見直す可能性があります。
見直しがありましたら、その都度報告申し上げます。

地域のみなさまをはじめ、ご関係のみなさまにおかれましては、ご心配をお掛けし大変申し訳ございません。
収束までの間、こうせいみなとでは万全の対応を取って参りますので、引き続きご理解をいただけますようお願い申し上げます。

お気づきのことがございましたら、施設までお知らせください。
重ねてよろしくお願い申し上げます。

令和３年５月２８日

救護施設こうせいみなと　施設長　前嶋　弘